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みんなちがうんだよ

人にはそれぞれの感じ方、受け止め方がある
というときに、いつも思い出す出来事があります。

長女が幼稚園生だったとき
いつも仲良しだったKちゃん。
引っ込み思案で大人しいKちゃんと、我が強く活発な長女。
磁石が引き合うように二人はいつも一緒でした。

その日もKちゃんがウチにいて、他にTちゃんという新しいお友だちも来ていました。
私が仕事の合間に部屋を覗くと、
長女はTちゃんと二人で楽しそうにおままごとをしています。
Kちゃんは少し離れた場所でぬいぐるみをもって座っていました。
思わず、
「ねえ、Kちゃんも一緒に遊んであげなよ」
と、二人に向かって私が言うと、長女が何か言う前にKちゃんが発言したのです。

「おばちゃん、
 Kちゃんもあそんでるよ」

Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
えっ・・・

「・・・そうなの!?」

「うん!」

「たのしい?」

「うん!」

「・・・そっか、失礼しました・・・」


Kちゃんは、楽しそうに遊ぶお友だちを見て、楽しんでいたのだと思います。
当時の私には思いもよらない遊び方でした。

このとき、私は自分の私的論理に気づかされました。

「可哀想」と、思うのは傲慢なんだと知りました。

人はみな、それぞれ別の感性と、ものの見方を持っています。
こんなに小さな子どもでもそうなのです。

私はこの出来事をきっかけに
子どもを見る目を持ったと言っても過言ではありません。

とても衝撃的な出来事でした。(*^_^*)

私の思う世界は私の半径50cmを超えることはめったにないです。
私の考えは私のものです。
推測はできますが断定はできません。
IMG_1502.jpg


長くなりますが、もう一つ。

長女が朝いつまでも寝ていて起きなかったとき
長男に
「なんでいつまでもねてるんだろね!」(-_-メ)
と、私が言うと、長男がにこやかにこう言いました。

「ねむいんだよ、きっと。でも、きいてみなきゃわかんないけどね!」

(゚△゚;ノ)ノ

そうなんです。 

人はそれぞれに違くって、

本当のところは、聴いてみなきゃわかんないのです。


こうして、子どもに教えられながら、私は育ってきたのです。



お付き合いいただき、ありがとうございました。(*^_^*)マタネ

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プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。