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子どもをどうしたいの?

勇気づける

叱る

怒る

ほめる

可愛がる

突き放す

いったい、子どもをどうしたいの?
「世の中甘くないよ。そんな、思い通りにならないよ」
と言いながら、子どもの人格を甘く見て、思い通りにしようとしている人がいっぱいいる。

私も、程度の差はあれど、その中の一人かもしれないけれど……
という、自戒を込めて書いていきます。

「自立してほしい」
と言いながら、手を出し口を出す。

「幸せになってほしい」
と思いながら「そんなんじゃだめ」とか「バカ」とか「できっこない」とか言っちゃう。

「誰かの役に立ちなさい」
と言いつつ、手伝うチャンスを作らない。

子どもは口で育てるんじゃありません。

親子で、協力して、試行錯誤して、失敗して、乗り越えて
育てていくのではないでしょうか。


お子さんを見てください。
あなたが育てたように育っています。


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そろばん教室で、こんなことがありました。

「ね、あと2問見てあげるから、一緒にやっちゃおうよ」
ドリルの最後の2問を途中で辞めて、
カバンにしまっていた年長さんに声を掛けました。

「うるさい!うるさい!」

・・・

小学生なら、こういう反応ってよくありますが、幼児には珍しい反応でした。

「うるさい?そうか? 私なら、あと2つだもん、先生と一緒ならやろうって思うけど」

「やらない」

「そう、この次、やればいいか?」

(他の子乱入)「オレならやるね」
         「わたしも、やる~!やれば終わるもん」

私「だよね~。○○くん、どうする?」

結局、2つ終わらせて、ドリルの表紙に終わった印をもらった時は
幼児らしい笑顔を見せてくれ、ハイタッチまで。


「キリのいいところまでやればいいのに」という論理を働かせた私。
甘い言葉で彼を操作しようとしたことが見抜かれたような気がして、
「うるさい!」という言葉にひるんだ私。

結局、お友だちの言葉に助けられて、
自分でやることを決めた彼だから、
終わったときに嬉しそうにしたのかなと
それが私の救いでした。

S__21471235.jpg
子どもって、本当はこんなことを自分のペースでずっとやっていたいんだよね。

・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・

子育て中、こういうことってよくあったな。

結果、私が初めに思い描いたようになった時はほっとしたし

そうならなかったときはイライラした。


でもね、子どもは子どもの人生を歩んでいく力を身につけなくちゃいけない。

だから、大人は、子どもが自分でやるのを見守ってあげないと。

勇気づけたらやるとか
勇気づけてもやらないとか

言っている場合じゃないと思うんだ。



〇〇してほしい

××してほしくない

△△が子どもにはいいに違いない

親として~~しなくては

ぜ~んぶ、親のエゴです。

ウソだと思ったら、子どもに聞いてみて。

うるさい!

って、言われると思う。



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プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。