fc2ブログ

記事一覧

子どもに誠意をもって接する

思春期の子どもを持つ親御さんから、
私がどんな言葉を使って子どもと接していたかを
時々聞かれます。
長女が高校留学をしていた時のやり取りが残っていましたので、
懐かしい気持ちもあり、ここに残そうと思いました。


8年前に長女が留学中、やり取りしたメールです。


*:・゜☆,。・:*:・ ゜★,。・:*・゜’☆ *・:*゜’☆

*花子というのは、長女の仮名です。(笑)
*このメール以前に「はなこは勉強きらい」というメールも受け取っていました。

<高校2年生留学中の花子から私へ> 
パソコン買ったの!?!?
荷物ありがとーね(_ )
てかさ大学どーしよ!!
はなこホテルマネージメントやりたいんだけど
ネットで調べたら、専門学校ばっかでてきてうざいんだけど。

<私から花子へ>
パソコン、買ったんだよ。
マウスコンピューターって、通販の。お父さんが選んだから、間違いないと思う。そんなに高くない。だから、キーボードがちょっとださい。モニターはもと2階のテレビ。(-_-;)

大学・経営学部でyahoo!検索したら、明治・法政が出たよ。
大学・ホテルマネージメントで検索したら、グリオン大学(イギリス?スイス?)ってのが出て、動画が見られる。

花子は本当に勉強が嫌いかな?ママは違うと思う。
興味のあることやそれに通じることなら、意義を感じて探究できると思うんだよね。
明大も法政もよさそうだったよ。調べてみて。入試は簡単じゃあないだろうね。

なんにしても、高校時代に何をしてきたかということは必ず問われることだから、答えられるように生活するといい。
特別なことじゃなくていいと思うよ。
いろんな国の人と友だちになることだって、すごく価値のあることだし、
ホストファミリーと仲良く暮らすことも、
ホストファミリーの子育てに関わることも、
インドネシアの料理をおいしいと思うことも、
オーストラリアで生活することも、
なんとなくやり過ごしてしまわないで、
意識して、いろんなこと感じ取っておくといいんじゃないかな。

目の前にあることを一生懸命やる
簡単そうで一番難しいこと。
簡単なんだよ、本当は。目の前にないものを追い求めるよりね。
結果ではない。プロセスが大事。
プロセスを大事にしない人に結果はついてこないから。

花子が一生懸命やってないとか、もっと一生懸命できるとか、そんな風に言っていないから、誤解しないでね。
ママは花子がものすごく頑張っていることを知っています。
そして、頑張れる子だということも知っています。
そして、花子は無理をしすぎないで生きていける子だと思っていますが、
違っていたら教えてね。
(以下挨拶なので省略)

*:・゜☆,。・:*:・ ゜★,。・:*・゜’☆ *・:*゜’☆

 子どもから相談を持ちかけられたら、誠意を持って応える。
何も聞かれないのに意見しない。
こういうことが、子どもとの信頼関係を築く上でとても大切だと思います。

P1020880.jpg

子どもが大きくても小さくても
誠意をもって対話するというのは大事なことです。

誠意っていうのは
「私利・私欲を離れて、正直に熱心に事にあたる心。」(goo辞典)です。
自分の希望は横に置いて、子どもと将来の話をしてみましょう。

子どもが何を見ているか、何を見たがっているか、わかりますか?

「勉強きらい」
「てかさ大学どーしよ!!」
と、高校2年生の子どもに聞かれたら、どう対応しますか?
あなたが高校2年生だったら、親にどんな対応をされたいですか?


このやり取りの感想を長女に聞いていないので、
実際のところはわかりませんが
現在長女は外国(アジア)で、何だか楽しそうにマネジメントの世界で働いています。
大学は明治や法政には興味を示しませんでしたが、帰国して国内の大学の経営学部で学びました。
ベンチャー企業に就職したものの、1年未満で再び海外に飛び出して行った長女です。
長女の就職活動中も、今も、私は彼女の仕事の内容を詳しくは知りません。




コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。