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忘れ物と自立(´ω`*)

子どもの『忘れ物』どうしていますか?

私は子どもの忘れ物に関しては
ほぼノータッチで子育てをしてきましたが、
教室に通う生徒を見てふと思ったことがあるので、
書いてみようと思います。


「忘れ物をしたら取りに帰る」という約束で臨んだクラスに
忘れ物をしてくる生徒。(毎年、必ずと言っていいくらいいます)
この子たちはただただうっかりしている。
「しまった!どうしよう!」と思っている。
「取りに帰れば?」と言っても
「お母さんがいないと帰る方法がわからない」と言う。((´・ω・`;))
または、このまま帰したらすごく怒られるだろうなと
想像できちゃう子もいる。|ω・`)

予防線だけでは忘れ物はなくならない。

彼らは「忘れても大丈夫」と思っている。
先生は許してくれる とか、
誰か貸してくれる とか、
なくても何とかなる とか思っている。

そうか!
「忘れ物をしてはいけない」
ということを、しっかりと教わって来なかったのだ。

筆記用具などは、借りてもいいものだと、私も思う。
しかし、書き込み式のテキストは借りられない。
もちろん、貸すこともできない。
ならば、忘れてはいけない。
こんな「あたりまえ」と思うことも、
子どもたちは知らないのかもしれない。

親は、もう大きいのだから、自分で何とかするだろう
と思っているのかもしれない。
普通のことだ。
でも、その前に、忘れ物をしない子に育てたかな?
そういうことに気づいているのかな?


(ああ、ウチの子どもたちも、たくさん忘れ物をして
先生や友だちに少なからず迷惑をかけて来ただろうな。)

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自立した人は、
玄関のドアを出る前に
自分はどこへ何をしに行くのか
何のためにそれをしに行くのか
それをするためには何が必要か
考えると思うのです。

だから、
自分の意志で玄関を出て、
自分で決めた場所に向かって
自分で持ち物を揃えて行けるようになったら、
それが
自立のしるしなのではないでしょうか。
大人になるって、そういうことなんじゃないでしょうか。

叱っても自立はしません。
叱る人に依存的になるか、ただ反抗的にふるまうか、です。

信頼は大切です。
でも、信頼は野放しとは違います。
    信頼は丸投げとも違います。
「あなたのことを気にかけているよ」
「楽しく過ごせるといいなと思っているよ」
という意味で、見守ってあげるのも信頼だと思うのです。

忘れ物と自立
一見すると別物のようですが、ふと頭の中で繋がりましたので、
言葉にして頭の外に出してみました。
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子どもの忘れ物、どうしますか?

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プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。