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子どもが反抗するのは

私の子は反抗しません。
私はコワイママではありません。
子どもに無関心で接する時間がないわけでもありません。
子どもとお友だちでもありません。
私は3人の子どもたちのママです。
 社会人・大学生・中学生の3人の子がいます。
アドラー心理学を実践するママです。

さて、
先日、発達心理学の講義を受けました。
その中で、当然「第二次反抗期」のことも話題になり、
反抗期はあって当然
それによって子どもは将来の糧になる経験を得る
寧ろ、反抗期がなく大人になった場合
コレコレの社会的不適応の心配がある
というようなものでした。

もう一度言いますが、
私の子は私に反抗しません。
お父さんにも反抗しているのを見たことはありません。
学校の先生にはやってる子もいます。(3人いるので)

では、社会性が薄く、人生に困難を抱えているかというと、
そんなことはありません。

思春期はちゃんとあります。
親に秘密もあるでしょう。

発達心理学を否定するつもりはありません。
知ってよかったと思いましたし、
子どもを育てる大人・教育関係者はみな、知っておいた方がいいと思いました。

でも、反抗期について、私にはみなさんにお話したいことがあります。
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反抗する子の前には
反抗させる大人がいる

というのが、私の(というか、アドラー心理学の)見解です。

意見の伝え方を間違えると
反抗という形で子どもの反応が返ってくるのです。

では、
意見の伝え方をうまくすれば
子どもは反抗しないのでしょうか?

経験上、「そうです」というのが私の答えです。

以下は2009年に珠算の月刊誌に掲載した私の文章です。
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 中高生の生徒たち、16歳の花子、13歳の太郎も、私の意見を素直な態度で聞いてくれ、時には受け入れ、時には却下します。ご存知の方も多いと思いますが、私は相当声が大きく、口数も多い方ですが、子どもから「うるさい」と言われたことはありません。思春期は勿論あります。自立期もありますが、反抗期というのは親が作るものだと思います。
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子どもというのは3年生くらいから、だんだん大人と同じように物事を考えることができるようになり、10歳にもなればほぼ考える力は完成するのだそうです。それまでの育て方も大切ですが、そこからの関係の築き方はより大切だと考えます。
礼節を持って、親友に対峙する時のような気持ちで子どもに接することをおすすめします。
例えば、親友に対して、「何回同じことをいわせるの?!宿題をやりなさいっ!」なんていう言葉遣いはしませんよね。子どもにはどうですか?
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誰かから大切に扱われたいと思ったら、まずこちらからその人を大切に扱うことです。そのことを伝えるためには言葉遣いや態度、表情がとても重要なアイテムになります。ですから、言葉の遣い方を身につけると、関係を築く上で大きな力になってきます。
意見を伝えたい時には意見ことばを使いましょう。意見に過ぎないものを事実のように主張するので子どもが反抗することも多くあります。意見ことばとは、「~してほしい。」「~と思うわ。」「~してくれるとうれしい。」などです。
事実ことばとは「~なのよ。」「~に決まっている。」「どうして~しないの?」などです。
意見ことばは子どもにも意見を言う余地を与えます。コミュニケーションの基本ですね。
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子どもに「うるさい」と言われたら、本当にうるさいか、伝え方をまちがったかのどちらかです。そのときは「そう、ごめんね。」と一旦引き下がり、出直さねばなりません。

以下に、子どもに反抗された時のための翻訳をまとめてみました。
何かのお役に立てて下さい。

凡例・・・「子どもの言葉」:隠された意味

「うるさい」:あなたは何度も同じことを効果が得られないまま言い続けている

「よけいなお世話」:あなたは子どもの課題に口を出している

「わかってない」:子どもを理解するよりも自分の考えを理解されたい方が先にたっている

「でていけ」:ぼくを信じてほしい

「私は私」:意見を押し付けないでほしい

「聞きたくない」:あなたの言いたいことはわかりました

「くそばばあ」:私を傷つけないで

『攻撃的な人は恐れている人』という言葉があります。
子どもが何を恐れて攻撃的になっているかを読み取りましょう。
あなたは何を恐れて攻撃的になってしまったかに気づきましょう。


長くなりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。(*^_^*)

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プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。