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どっちが正しいか

アドラー心理学の講座の受講生さんの発言と
友だちの発言と
実礼さんのブログ
触発されて考えたことを書こうと思います。

考えるきっかけを与えてくださり、感謝!です。

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講座の受講生(男性)に、

「夫婦間で『主導権争い』というのがピンと来ない」

という方がいらっしゃいました。

井戸端会議でも、
親子関係セミナーSMILEや、勇気づけ講座ELMでも、
毎度お馴染みの『主導権争い』
ってくらい、
多くの方が家庭内の、いわゆるケンカに悩まされているのを
長いこと見聞きして来ました。

私の経験からは珍しいご意見でした。

そこで
どういうことか、伺ってみると
どうやらこういうことのようです・・・

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片方が自分の意見を主張する

相手方がそれを聞いて、
「違う!私はこう思う!」
となると、「主導権争い」です。

しかし、冷静に受け止めて
「そうなのね。わかった。私はこう思う」
と、主張するのは「争い」ではないです。

つまり、初めからこちら側にある

負けてなるものか

絶対私の方が正しい

という考えが

主導権争いを招くということです。

言い換えれば、「対等な関係」を崩しているのは

こちらかもしれない

ということです。


・゜'☆ :*:・:*:・゜'☆ ,。・:*:・ ゜★,。・

週末に、高校の同級生たちと焼き肉晩餐を楽しんでいる時に
一人の友だちの発言をきっかけに
「対等な関係」
が話題になりました。

面白いなと思ったのは
「そんなこと考えている段階ですでに対等じゃない」
という意見(これも男性)。


幸せな人は「幸せ」について考えないって聞いたことがあるけれど、
ちょっとそれと似ている。


どちらが上か下かそれとも横なのか・・・。



意見や主張がここぞというときに一致しない・・・

そういう時に「主導権争い」に発展するのはよくあることです。

私たちはそんな時

どのような方法が全体にとって建設的か

そもそも大目標は何だったのか


という判断軸を持つことが大切だと、アドラーは教えてくれます。
(正確には私はヒューマンギルドで岩井先生に教わりました。(*^_^*))


建設的な解決のためには

柔軟に考える頭と寛容の精神を持って、

いったん引き下がったっていいのにな

意味のない事ではない(寧ろメリットがある)のにな

と、私は思うのです。


それぞれが違う考えをもち、行動を決めていくのが人間なんです。


私が私を大切に想うのは

私が誰かを大切に想うのと

何も変わりはありません。


これって、主導権争いを招かないヒントだと思うなぁ~。




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プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。