FC2ブログ

記事一覧

不適切な行動

珠算誌に連載していた私の文章を基に、加筆修正したものを投稿します。
これは、2009年、今から7年前のもの。次女姫子(仮名です)との会話がなつかしいです(*^_^*)

・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・


アドラーの高弟ルドルフ・ドライカースの理論のうち

子どもの「不適切な行動の4つの目的」

は、最もよく利用されるものの一つです。


さて『不適切な行動』

と聞いて、皆さんはどのような行動を思い浮かべますか?


*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・:* :・゜

我が家の今朝の出来事。

姫子(4才)は保育園に行かねばならない時間なのに
いつものようにのんびり遊んでいる。

「姫子!靴下はいて!」
と言う私の声を聞いているのかいないのか…。
私も忙しいので、靴下の顛末までは見届けていられない。

放っておいて家事を済ませる。

さあ、いよいよタイムリミット。
ところが、
リビングでコップに手を突っ込んでジュースを舐めていたはずの姫子がいない。

靴下はここにある…!
「姫子~!?」・・・返事なし。

あちこち探すと、いました。

バルコニーで、
のどかにネコの肩を抱いて2匹(?)並んで外を眺めているのです。

:・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・

ここで、『不適切な行動』を定義しておきます。

不適切な行動
1.他人を傷つける
2.自分自身を傷つける
3.物を壊す
4.ルールを破る
5.社会や家庭の調和・秩序を乱す

このどれかに当てはまるものを不適切と考え
当てはまらないものは適切な行動と考えます。

ところで、人間の究極目標はいったい何でしょう?

アドラー心理学では「居場所」だと考えます。


子どもたちは自分の居場所を求めて
いろいろな行動をします。
初めは適切な行動でそれをしようとしますが
うまくいかないと
不適切な行動でもって
「たとえ叱られてでも注目されたい、無視されるよりはましだ。」
と(無意識ですが)考えるのです。

・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・

先ほどの姫子の行動は「保育園に遅刻する」という
社会のルールに反する行動ですから
『不適切』だとしましょう。

では、姫子の行動の目的は何だったのでしょう?

私はそっと聞いてみました。

「姫子、どうして靴下はかないでお外見ていたの?」

「だって、るる(ネコ)が落ちそうだったから。ごめんなさい。」

「うん、謝らなくていいよ。ありがとう。 
ねえ、靴下はいても、ママに気付いてもらえないと思った?」

「うん。だって、ママ、お茶碗洗っていたから。」

靴下を履こうが履くまいが気づいてもらえないのなら
バルコニーに消えて、探してもらいたかった(注目が欲しかった)のかもしれません。

果たして今日もまた遅刻の姫子でありました。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント