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落とし穴にご注意!

アドラー心理学に限らないことですが、
子育てについて親が学ぶと
落ちる落とし穴がありますから
気をつけましょう。

勇気づけの子育ては
どのような対応で子どもが安心し やる気を出せるかと
暮らし方を工夫することです。

しかし、親の方の意識の根底に
子どもを自分の理想通りに仕立て上げようという気持ちがあると
そこに落とし穴があります。

理想を誰かに強要することはできません。

わかっているはずのことが
我が子のことになると分離して考えられず
感情を使い
何とかして理想を追い求めようとします。

自分自身を許しきれていないときも
そこに落とし穴があります。

親が大人になりきっていないとき
自己受容しきれていないとき
落とし穴は大きな口を開けてきます。

自分を無条件で認められずに
他者を無条件に受け入れられますか?

他者を無条件に受け入れるために
白紙の小切手を渡すことができていますか?

・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・(*ノωノ)

そうすると
一方で勇気づけて子どもを受け入れておきながら
他方で子どもが自分の思うように行動しなかったときや
結果が出せなかったときに
勇気くじき(批判・比較・否定・叱咤激励)をしてしまいます。


勇気づけと勇気くじきを同一人物が行うと
子どもは混乱します。

自分は本当に愛されているのか・・・
本当は愛されていないのか・・・

・・・そして
勇気づけは「建前」で
勇気くじきが「本音」と思います。

私たち自身も同じだと思います。
普段は勇気づける上司が
ある時失敗を咎める
「君のことは信用できない」と言う。
・・・どうですか?
この上司に「本当は信頼されている」と思えますか?

こうなってしまうと
勇気づけは効果がないどころか
相互の関係を悪化させるもとになりかねません。

子育てに関しての話に戻ります。

全ては愛情のなせる業ですが
愛があれば何をしてもいいということにはなりません。

子どもの人格も人生も子ども自身のものです。


もしも今、苦しんでいるあなたがこの文章を見ていたら
苦しんでいるあなたにこの言葉は酷かもしれません。

けれども、あなたの子どももきっと
もう充分に苦しんでいるはずです。

どうか、どうか、抜け出してください。


子どもはあなたが思うよりもずっと
あなたに対して寛容です。
あなたが思うよりもずっと
ちゃんと成長しています。

やり直すのは早い方がいいんです。


・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・

落とし穴にまだハマっていないあなた。
気をつけていれば、すぐに気づきます。

日々を丁寧に暮らしてくださいね。
かけがえのない今日を。

・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・


最後までお読みいただきありがとうございました。(*^_^*)


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プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。