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子どもに自己受容の灯をともすには?

ウエタニミレイさんが自己受容について書いているので、
私も私なりに自己受容について書いてみようと思います。

 ♥ミレイさんのブログ
 「自己受容って?」
 「自己受容って?2」


私は
子どもの心に「自己受容」の灯をともす
ということを考えてみます。


まずは、よく耳にするお母さんたちの言葉です。

A「算数はいいけれど、国語がねえ…。」

B「よく本は読むのですが、作文が苦手で…。」

C「もっときちんと挨拶をしなさい!」

D「忘れ物ばっかりして!」


このA,B,C,Dの子はどんな思いでこの言葉を聞くでしょう?
この言葉から何を学ぶでしょう。

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お母さんたちは、これらの言葉が
子どもの勇気をくじいていることに
気づいていません。
子どもは自己重要感を損なわれ、意気消沈しています。
批判や指示・命令では向上心を育てることはできません。

自分に能力があり、信頼されているとも感じられません。

マイナスと思われる側面には
心を向けないことです。


これらの言葉の後に、もしも

A「これで国語も頑張ってくれたら…」

B「そろそろ書く方も練習してみない?」


などアドバイスしたならば、どんなに注意深く声をかけたとしても
その背後にある批判の精神を子どもは見抜くはずです。

素直に意欲を燃やせますか?

ちょっとがっかりするはずです。

それではせっかく褒めた算数も、共感した読書も、台無しですね。

・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・

子どもは自分で必要と思えば
必ず意欲をみせ
集中して能力を磨こうとします。

そういう子をたくさん見てきました。

けれどもそれは

自分には能力があるという信念(勇気)をくじかれていない場合です。

ですから私たちはその日が来ることを信じて
そのときのために
たくさんたくさん勇気づけをしておいてあげる必要があるのです。


・゜’☆ :*:・:*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・

A「算数が好きなのね。よくできているわ。頑張っているね。」

B 「本が好きなのね。とても楽しそう。」

C「(親が積極的に)おはようございます。」

D「(忘れ物には注目せず)ノートの文字が丁寧に書けるようになったね。」


という言い方はどうでしょう?

*:・゜’☆ ,。・:*:・ ゜★,。・:* :・゜’☆ :*

勇気づけの最終目標は
自分で自分を勇気づけられる子に育てることです。

つまり、「自己受容」ができ、「自己勇気づけ」ができるということです。

それには親や教師からたくさんの勇気づけをもらっていなくてはなりません。


親や教師は子どもの自尊心を大切に考え

能力が無いという方向に物を言わないことを肝に銘じ

それよりもその子の能力や性格を

そのままでどうやって世の中に活かせるか


工夫してあげる必要があるでしょう。


ありのままの自分を認めてもらって

子どもは世界を安全な場所だと思うようになります。

親や教師が子どもを尊敬し信頼しているという姿勢が伝わって初めて

子どもは自分を好きになり

人々は仲間だと感じるようになるのです。

安心して能力を磨こうと立ち上がるでしょう。


子どもの心に「自己受容」の灯をともすことは

とてもとても大切なことなのです。(*^_^*)



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プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。