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先生考からの〜未来のあなた

「先生だって、そうやって来たのだから」
といって、生徒に苦労をさせる先生を、私は師として尊敬できません。
(もちろん、人としては別問題です。)

ここ、ハワイの私が通っている英会話スクールでは
そういうタイプの先生にはまだ出会っていません。

日本では、残念ながら経験があります。
私と同じかもう少し若いんじゃないかと思う年齢の先生でも
体育会系(失礼!偏見です)の発言があります。
「みんながんばってるんだから」
「誰に聞いても、そうやったって言うはずよ」
「大変だからこそ身につくのです」
私は、全部(真実ではない)だと思っています。
検証するのも面倒臭いくらいだと思っています。

話を英会話スクールに戻しますが、
先生はみな自然体。
私たちはお友だちと同じようにファーストネームで先生に話しかけます。

下手くそな会話でも、実に辛抱強く聴き、汲み取ってくれます。
「何かあったらいつでも助けになるよ」オーラが半端ありません。
それでも、こちらが積極的に質問したり相談を持ちかけるまではお世話をしません。

相互尊敬・相互信頼に基づいた関係性を作るための準備が
先生には初めからあるのです。

カリキュラムとか、教え方とか、
(もちろんそれらはとても整っているし、先生方の工夫が感じられます)
そういうこと以前に、

私たちはとても安心してクラスに居られるのです。


アドラー心理学を学んでいるとわりと当たり前のことで
素通りしてしまいがちですが、
私は改めてこのことを
「不安いっぱいで、アウェー感、落ちこぼれ意識満載の個人として」
体感できたことは大きいと思いました。

そして、思い出しました。
好きな先生の授業は、嫌いな教科でも得意になったこと。
日本語教師養成講座でも、大好きな先生の科目はちゃ〜んと勉強したこと。
何を教わるか よりも、
誰に教わるか が重要。

私もその重要な鍵を持つ「誰か」になれたらいいな。

ところで
信州の泰阜村という小さな村の学校の先生が
娘の卒業式の日におっしゃった言葉を
印象深く覚えています。

「私は黒子でいいんです」

共感しました。
私もぼんやりと思っていたことを言葉にしてもらった思いがありました。
「先生のおかげで〇〇することができました!」
と言われるより、
「すごく頑張って、〇〇しました!」
という報告をもらえることの方が嬉しいと思うのです。
だって、実際に努力したのも〇〇したのも本人であって、
私はその人生をかすっただけの存在です。
本人が「自分、本当によくやった」と思えるような働きかけをしたいのです。
たとえ失敗したとしても
「これ以上はなかったな。自分、本当によくやった」
と、自分を労い、次に目を向けることができる人になってほしいと思うのです。
すると失敗は失敗ではなく通過点になりますよね。

先生のマインドって大事だよなあ〜って、
「生徒としての私」の経験が、
「今後の私」に影響を与えることは間違いありません。

迷走していると思いつつ進んでいる私
振り返ってみると、数年前のこともついさっきのことも
スティーブ・ジョブズ氏が言ったように
本当に、点と点が今につながっている。

そして今は点となってまた未来の私につながっている。

グルグル回りながら迷走しているような今の私を
未来の私が到着を待っているような
そんなイメージがあります。

「ろまんちっく」なもんで、
(関係ないか?)
またわけのわからないことを言っていますが
自分でわかっているのでいいんです!(笑)

さあ、みなさんも
未来の自分がどんな姿で今の自分を見ているか想像してみてくださいね。

今、幸せですか?
未来、幸せですか?
幸せって、何ですか?
本当の本当に そうですか?

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アラワイ運河沿いの木陰のある散歩道

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プロフィール

池田彰子

Author:池田彰子
アドラー心理学、日常、ココロの中などを綴っていこうと思います。