この時期になると
「中学生になるから」
「6年生になるから」
「○○を始めるから」
などの理由で、珠算塾を退会したいと来る子どもが増えます。
『何かを始めるから、その代わりに何かを諦める』
一見論理的なようですが、全くの勘違いです。
せっかく長い時間かけて培ってきた技能を
満足の行くところまで高めずに
中途半端(この言葉がぴったり)に投げ出す。
そこから得られる学びは何なのでしょう?
少し前までは段位を目指していたはずです。
私もああなったらいいなぁという目標もあったはずです。
夢中になって一生懸命取り組んだ日も
気が乗らないけど教室に来た日も
友だちに会うのが目的だった日もあったでしょう。
それでも何年も通い続けたのは何のためだったのでしょう。
この先の不安や心配は確かにあるでしょう。
まだ経験したことのないことが待っているのです。
だからと言って、
これまで一生懸命続けて来たことを放棄してまで
それに備える必要などありません。
進学も進級も新しい環境もチャレンジです。
やるだけやってみて、それでも事情が許さなかったら相談に来てもいいと思います。
・・・・・
ところで、不安や心配ってどこにあると思いますか?
「持って来て見せてください」と言われても、感情ですから見せられません。
「根拠を説明してください」と言われても、まだ先のことなので、確たる証拠はありません。
過去の失敗や経験を思い出すかもしれませんが、それとこれは別のことです。
つまり、不安や心配なんて、
どこにもないのです。
未来を考えるあなたの思考の中にだけ存在します。
あなたがクリエイティブに創り出したものです。
何のために?
・失敗しないため
・自分には能力がないということを証明しないため
・自分には自信がないということを証明しないため
・(自由に入れてください)
あなたの未来は、そんなことのためにあなたを待っているのではありません。何かが始まって、両立できなくなったとしたら、
それはあなたの能力の問題ではなく、物理的な問題です。
時間とか、お金とか、体力とか・・・。
そうだったら、その時に最善を考えればいいのです。
経験する前から予防線を張って
自分を何かから守ったとしても、
人生また同じことの繰り返しです。
よ〜く考えて、
自分もとことん納得して選択したのなら
もちろんあなたの新しい未来を応援します。
自分で創り出した不安や心配に捉われて
自分の未来の可能性を放棄しないでほしいのです。
自分の未来の可能性に「YES!」を言おうよ。
若いんだから、やってみなよ〜!
若くなくたって、やってみなよ〜!
できるから!

この木なんの木不思議な木の木です。
見たことのない実がなっていました。